生きとし生ける空白の物語 姜信子

Category : 在日外国人・朝鮮半島・中国・台湾・アジア


生きとし生ける空白の物語 
姜信子
屋敷妙子(絵画)
港の人
2015年初版1刷

カバー上部に少イタミあり。
状態良好です。


 ああ、なんだかしゃべりすぎたようだ。もうここまでだ。心が痛いから、生きているから、わからないから、話せないこともある。生きるために話さないこともある。
(本書より引用)

詩人、姜信子は、「日本」という異郷に育った在日韓国人という身のあり方から、移民、難民、生きるために異郷へ旅立った人々の旅の記憶、生と死の記憶をもとめ、異郷に生きることを問いつづけてきた。そしてさまざまな土地で、さまざまな記憶を聞いてきた詩人は、決して語れぬ、語り尽くせぬ記憶の芯があることに気がつく。その芯を「空白」と、詩人は呼ぶ。存在の根っこにある光のような「空白」、生きとし生ける空白の物語。本書は、詩人自身の「父」の世代の旅の記憶を分かち合いたいと、事業に失敗した父と家族が移り住んだ新潟県柏崎(カシワザキと詩人はいう)に、今は亡き父の記憶をもとめて出かける。カシワザキは詩人にとっても最初の記憶の地。さらに「父」の世代の旅の記憶をさかのぼって、4・3事件の惨劇がおこった島である韓国・済州島にゆきつく。時代を射抜いて、この世を駆けていく詩人の声が心にひびいてくる。はてしない物語の端緒、「空白」をめぐる旅のはじまり。詩人の「空白」をめぐる旅に連れ添った画家、屋敷妙子の作品は「空白」の原風景を描き、美しい。本書には『新潟日報』『西日本新聞』に連載した紀行エッセイ2本と、書き下ろしを収めた。

出版社からのコメント
詩人・金時鐘氏の本書の跋文。「離散の地をはるかに求めて、姜信子はなおさすらいつづける詩の旅人である。山なす涛にさらわれたカシワザキは奇しくも父が破産し、乳呑み児の姜信子が若い母とそこにいた漂泊の地でもあった。済州島もまた四・三事件の悲嘆が埋まってある、父の縁故の殺戮の地なのだ。去ってゆくのもさすらいなら、求めてゆくのも心のさすらいだ。」

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