ゆめみるけんり 5号 カライモブックスのインタヴュー掲載 ☆新本

Category : zine・リトルプレス


☆この本は新本です☆

ゆめみるけんり 5号
特集:わたしから始める
2021年初版1刷
318頁

カライモブックスのインタヴュー「割り切れへんもんは余らしといたらいい」を載せていただいております。
とてもよいインタビューだなあと読んで自ら思いました。聞き手の、ふじたさんと工藤さんのおかげです。吹聴できるインタビューにしていただきました。大感謝。読んでくださるとうれしいです。

少なくとも私は店をするのに向いている人間ではなくて、だから「多くの人に出会いたい」とか「伝えたい」という動機が出発点にあるわけではなくて、結果として自分の思い(思いと言っても、伝えるための思いではないんですけど)とか、生活からしか始められない。(このインタビューより、Nさんの声)

……「わたしのいうことを わたしひとり 聞いています」っていう詩があるよ。
声にならなくたって、自分だけは、それを聞いているんだ。
(本書、ふじたみさと「声、ざわめき、フェルナンド・ぺソア」より)

『ゆめみるけんり』ブログ→https://droitdeyumemir.blogspot.com/p/index.html

『ゆめみるけんり』4号も売っています→http://karaimobooks.shop-pro.jp/?pid=151879190
 
目次
カライモブックス(京都)インタヴュー「割り切れへんもんは余らしといたらいい」
◆特集:わたしから始める
小林大志「わたしたちに肉体があったころ」
遠藤のぞみ「わたしについて」
レオニート・アンドレーエフ/清野公一「ヴァーリャ」
歩祐作「エイリアンズ」
ヴェリミール・フレーブニコフ/奥村文音「子供時代のことから話すべきだろうか?……」
佐々木美佳「全ての可能性を否定するものへ」
佐取優太「青さ涯しなく」
アンドレイ・プラトーノフ/工藤順「タムボフからの手紙」
倉畑雄太「カーニバル」
砂漠で生きる「ニコール」
プロホロワ・マリア「変身する鳥/教えてよ」
睫醉拡「Mother and child statue」ほか(作品に寄せて)
杉浦朋美「Repair」
李白・杜甫/秋本佑「李杜の詩をよむ」
もう一つの椅子「風景を刻む」
二宮大輔「イオと私をめぐる考察」
マリオ・アンドレア・リゴーニ/藤澤大智「草に囲まれて」
ボリス・パステルナーク/きのしたはるよ「パステルナーク詩撰」
ブルハン・ソンメズ/堀谷加佳留「イスタンブル・イスタンブル[第一部]」
ジュゼッペ・レンシ/藤澤大智「『わが痕跡』より抜粋」(エピグラムとして)
◆手紙を浮かべる/Letters afloat
ことたび(翻訳文学紀行)×ふじたみさと
◆特集2:海辺で凪を待ちながら
Kamila Lin「海辺で凪を待つ」
「いま寄り添うためのことばを」(山口勲×工藤順)
あおきりょう「緊急事態詩3篇」
佐々木樹「〈いま寄り添うための言葉の前で〉」
青柳菜摘さん(コ本や honkbooks)×山口勲さん(てわたしブックス)×工藤順「ゆめをてわたす vol.2」
◆補遺
ふじたみさと「声、ざわめき、フェルナンド・ぺソア」
カジミール・マレーヴィチ/工藤順「怠惰は人類の本性です」
「ゆめみるけんり」総目次

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ゆめみるけんり:マニフェスト的な
「どうやって?」と私たちは呟くことになります。通勤電車、満員のなかでどうやって、どうやって詩を擁護していけるというのか?

ゆめみるけんりは、今のところ10人前後、東京と広島に住む同世代のゆるやかなつながりです。大半のメンバーは様々な地域の文学(英米、ロシア、アラビア、ヒンディー…)を大学で専攻した挙句に、社会に放り出されることになりました。私たちにとって文学は、生きることであり、多様な可能性そのものでした。だったのに。いま私たちは雑踏の中で自問し続けることになってしまったのでした。「社会の中でどうやって、文学あるいは詩を、つまりは私たちであるところの私たちを、擁護し続けていくのか?」 実際のところ、どうしたら良いのでしょうか。

私たちは社会に出るとともに、限りなく一人になってしまった——そんなふうに感じます。会社のなかで、通勤電車のなかで、私たちには殻を脱ぎ捨てることができません。周囲には溢れるほど人がいるのに、なぜか私たちはますます一人に還ってゆく。私たちは個として、朝起き、地獄のような電車に乗り、会社に入り、仕事し、会社から出て、帰路につく。そのルーティンには、詩の入り込む隙間がありません。私たちは眠ります——明日寝坊しないで起きられる、ただそれだけのために。

しかし思うのです。この人を人とも思わぬ満員電車の最中で、社会のなかで、それでもなお、私には詩への権利がある。夢みる権利がある。口幅ったいのでひらがなにしましょう、「ゆめみるけんり」と。——こうしてゆめみるけんりは生まれ、人から人へ伝わって、新しいつながりを生み出し、いまここにzineをつくるという共通の目的のために人が集まって一緒に仕事をすることになりました。今後zineづくりとともに、それを核として何か文学・詩のための場を作るためのイベントなども企画していけないか、と考えているところです。

「詩」は、「文学」は、しかし、社会的なるものに反対するものとしてのそれではありません。私たちには生活があり、社会があり、その第三の道、オルタナティヴとして考えてみたらどうでしょうか。私たちにとって、文学は、コミュニカティヴな、開放的な、新しいもの・人との出会いや経験を分かちあう楽しさに溢れた場です。私たちにとって、詩は、生きる経験です、とても脆く危ういが、それは私たちの可能性です。そういうことを愚直に、あいもかわらず、信じ続けていけるために。

文責:工藤順/text: Nao Kudo
2017.2.27 / rev. 2019.3.16
(ゆめみるけんりブログより)

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