子どもアドボカシーと当事者参画のモヤモヤとこれから 子どもの「声」を大切にする社会ってどんなこと? ☆新本

Category : こども・育児・絵本・児童書


☆この本は新本です☆

子どもアドボカシーと当事者参画のモヤモヤとこれから 子どもの「声」を大切にする社会ってどんなこと? 
栄留里美
長瀬正子
永野咲
明石書店
2021年初版1刷


根底は、「親に捨てられた」っていう思いは大きい。「親に子どもは育てられる」っていう日本の社会的な家族像があるなかで、親と生活できないのは異質なわけやから。そこでのアイデンティティーのマイナスの部分ってすごいやろうなって思う。根深いものがあって。自分の生きている意味が揺らぐよね。だって、生まれたときから揺らいでるというかね。生まれるヒストリー自体が。
(本書より引用)

深刻化する児童虐待を受けて、子どもの権利保障の重要性が指摘されるが、どうすればそのような社会が実現するか未だ見通せない。本書はアドボケイト、当事者参画という視点を軸に、子どもの「声」の回復と支援に求められるエッセンスを平易な言葉で伝える。


【目次】
はじめに

序章 子どもの「声」の回復と支援者の立ち位置[長瀬正子]
 1.「声」と子どもの権利条約
 2.子どもが「声」を取り戻すプロセス
 3.位置関係(ポジショナリティ)を理解する

 コラム 子どもの「声」を引き出す絵本…「ちいさなとびら」という活動[長瀬正子]

第1章 社会的養護を必要とする子どもの「声」と子どもの権利[長瀬正子]
 1.沈む「声」、失われる「声」
 2.「声」を引き出し、つなぎ、紡ぐ
 3.子どもの権利の視点からとらえ直すということ

 コラム 聴かれる権利の5つのステップとチェックリスト[栄留里美]

第2章 アドボカシーとは何か――環状島の地形を変える[栄留里美]
 1.アドボカシーの使われ方
 2.注目され始めたアドボカシーをめぐる政策
 3.アドボカシーとは何か
 4.子どもの「声」が聴かれない背景――環状島でいえば…
 5.独立/専門アドボカシーとは
 6.アドボケイトの活動事例
 7.アドボケイトのポジショナリティを問う――ヘリコプターから「いつもの支援者」が降りてくる?!
 8.子ども差別からの解放のために――水位を下げて環状島の地形を変える

 コラム オンブズマンとアドボケイトの違いは?[栄留里美]

第3章 社会的養護における当事者参画――環状島の上から「叫ぶ」[永野咲]
 1.当事者参画の整理――セルフアドボカシーとユースアドボカシー
 2.環状島の〈尾根〉へ上がる
 3.当事者参画を脅かすもの――環状島の〈尾根〉に吹く〈風〉と〈重力〉・〈水位〉
 4.環状島の〈尾根〉にともに立つ
 5.「声」が変えていくもの――当事者参画とユースアドボカシー

 コラム 会議や検討会への当事者参画[永野咲]

おわりに モヤモヤとこれから〜「わきまえる」を求める社会に抵抗するために

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