「存在の現れ」の政治 水俣病という思想 栗原彬

Category : 水俣 , 水俣いろいろ


「存在の現れ」の政治 水俣病という思想
栗原彬 
以文社
2005年1刷

カバー・本文ともに状態良好です。


「私には水俣病の家族、親戚がいますけれども、話したくも触れたくもないし、関心もありません。忘れたいと思っています」(本書より引用)


埋立地の瓦礫の下をくぐって海は元の渚に戻りたがっている、とMは言う。アコウの樹の下に来て耳をすまして聞いてごらん。埋立地の下をくぐって波の音が聞こえる。ぽちゃーん、ぽちゃーんと。(本書より引用)

水俣病公式発見から半世紀。人類史上最初でかつ最大の生命破壊・環境汚染は、今日われわれに何を語りかけているのか?近代日本が一貫して追求した生産力ナショナリズムが破綻に瀕している今日、支配しない他者を宛先とする新しい人間像を“水俣病という思想”に読み解く。

【目次】
序にかえて 「存在」の訪れを聞く

機 崑減澆慮修譟廚寮治――水俣病という思想
1.「さまよいの旗」から
2.自己決定の政治
3.代行政治とグレイゾーン
4.あなたが存在してほしい
5.存在の現れの政治
6.「私たち」が変わる
7.「またあしたね」

供/緞麌造箸い身体――風景のざわめきの政治学
1.「水俣病がある」風景/Mの身体
2.Mの初原の風景
3.不在の風景
4.「清くさやけき水俣」/煙はこもる町の空
5.植民地朝鮮・興南の風景
6.親密性と公共性の風景
7.苦海・発生の風景
8.政治病の風景
9.市民社会・差別の風景
10.表象の政治
11.水際へ

掘〇毀韻論治の地平をどのように生きたか
はじめに――市民的な批判的知性への離陸と着地
1.「市民政治」の形成
2.生活政治の展開
3.「人間の政治」の現れ
4.住民運動・エゴイズムの肯定
5.公共性の逆構造転換
6.環境政治の展開
7.共同性・親密性の政治社会学
8.アソシエーション・生活協同組合
9.ボランティア・市民活動・NPO
10.地球市場化と市民政治
11.新しい親密圏から公共圏を直立させよ
おわりに――響きあう二つのエッジ

検/祐屬虜得犬閥生へ――水俣病は終わっていない
1.祈りと記憶――水俣・東京展の意味
 行政責任ということ
 素顔で立つ
 水俣病者の本当の声
 重層的な繋がり
2.アウシュビッツ、ヒロシマ、ナガサキ、ミナマタ――水俣病公式発見から四〇年
 海からのジェノサイド水俣病
 人間存在の代替不可能性
 「すべての生命の幸福」に立つ――公共性の逆構造転換
3.法理と倫理の新しい関係を求めて――水俣病展に映るもの
 魂起こしとしての前夜祭
 遺影に見られること
 「存在の現れ」の政治――法理と倫理の新しい関係
あとがき

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1,300円(内税)

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