日系ブラジル移民文学 全二巻セット 細川周平

Category : 文学 , 日本語の文学・文学論


日系ブラジル移民文学 全二巻セット 
細川周平
みすず書房 
1巻 2012年
2巻 2013年

ニ巻とも帯つき。カバーにヨゴレ・上部にイタミあり。地にヨゴレ・イタミあり。中古感ありますが状態良好です。



様々な「切実さ」に駆られ、創作に時間と思いを捧げた日系移民たちは、そこに何を込め、いかなる報いを求めたのか。小説、詩、俳句、短歌、川柳と各ジャンル別に生存の足跡を追った、言葉をめぐる移民の文化史。博学多才の筆致で、日系移民社会の全体像を見事に浮かび上がらせる。人物像、生き方、異色の作品紹介など、読みどころ満載の力作。写真・図版計150点。巻末には、詳細な、作品一覧(概要紹介)、文学賞一覧、文学年表を付す。文化史、移民研究、文学研究にたずさわる人々、必携の大著。全編書き下ろし。[全2巻]


【1巻目次】

はじめに――凡人と文人
序 文学する人たち
1 小説――書きものの記録
2 詩――青年の言葉が老いるまで
3 俳句――結社組織の移植
4 短歌――大きな椰子の樹の下で
5 川柳――おかしき熱帯
6 歌謡――裾野の裾野で
あとがき――切実な読み書きについて

文学賞一覧
パウリスタ文学賞
農業と協同文学賞
のうそん文学賞

同人誌掲載作品一覧
『コロニア文学』
『コロニア詩文学』
『ブラジル日系文学』

文学年表

事項索引
人名索引

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

捨てきれぬ母国語を慈しむようにして綴られた日系移民文芸100年の軌跡。その作品は、なぜ書かれたか。様々な背景が明かされる。第1巻ではジャンル別に歴史を追ったが、この第2巻では、概念、同人誌、題材、作品、人物などに個別にあたり、表現に込められた想い、そして生のかたちを考察する。――長期取材の結晶、全編書き下ろし完結。[全2巻]

「実際に会うと、作からはうかがい知れない文学的情熱を持っていたり、作以上に驚きに満ちた人生を歩んでいたり、書かなくなってからの心境を語ってくれたりと、つねにこちらの蒙を啓かれる。…人柄、雰囲気としか言いようのない印象が、発表された文のたたずまいを補強したり裏切ったりすることも、取材の醍醐味である。…「遅れてきた」という後悔を和らげ、今書いていることを正当化してくれたのは、生きた書き手とのつきあいだった。うまく間に合ったのだ。」
(「あとがき」より)


【2巻目次】

序 母語のめぐりをたどる旅

I 耕す 戦前文学――土、ときどきアスファルト
1. 植民文学の理念と実践 
2. サンパウロ行進曲――旅するモダン文学
3. 「あの時の目でない眼でみる旅券」――戦前移民の川柳
4. 粋な移民がいちずに歌う恋と暮らしと心意気――戦前移民の都々逸

II 争う 戦後文学――「戦後」は始まらない
5. 負けた勝ち組、勝った負け組――勝ち負け抗争の文学
6. 『コロニア文学』の時代

III 流れる 実存の求心、遠心(そして仏心)
7. サントス行きの遅い船――宙吊りの移動空間
8. 霧散者の居場所を探して――藪崎正寿と準二世の鬱屈
9. ここから辺境へ――松井太郎の世界
10. 亡びゆく民、甦る仏心――山里アウグストの空想解脱小説

IV 乱れる 錯乱と淫乱の女
11. 裁断された郷愁――山路冬彦「おたか」
12. なめくじ天皇に塩をかけろ――リカルド宇江木『花の碑』

V 渡る 詩歌の世界――風土、季節、生命
13. 風土と土着――ブラジル短歌の拠り所
14. 季節のない国――ブラジル季語をめぐって
15. むかご飯と子雷――佐藤念腹鑑賞
16. 生命の無限を讃える――横田恭平の農民詩

付論 対蹠地にて
17. ふるさとブラジルー――石川達三『蒼氓』に見る常識、忍従、国策
18. 勝ち組になりきれなかった男――本間剛夫『望郷』
19. 「路地」は南米に拡がる――中上健次『千年の愉楽』

あとがき 事項索引
人名索引

販売価格

15,000円(内税)

購入数

この商品について問い合わせる
この商品を友達に教える
買い物を続ける

カライモブックスとは

カライモブックス

実店舗ホームページ

ブログ

フェイスブック

ツイッター(新入荷情報)

ツイッター(カライモJカライモNの日常のつぶやき)

買い物カゴ

買い物カゴを見る

検索

カテゴリー

Feeds

RSS - ATOM