小さな心の同好会 ユン・イヒョン ☆新本

Category : 韓国文学。在日コリアン文学。


☆この本は新本です☆

小さな心の同好会 となりの国のものがたり 
ユン・イヒョン
古川綾子 訳
亜紀書房
2021年1版1刷

——私たちは、なぜ分かりあえなかったんだろう?
2019年、韓国文壇最高峰「李箱文学賞」を受賞したユン・イヒョン、待望の最新作品集。

社会から軽んじられてきた主婦たち、いつのまにか生じた溝にゆれるLGBTカップル、社内での性暴力を告発した女性……。
すこしの誤解やすれ違いから愛する人や大切な仲間を一瞬にして失う痛み……私たちは、なぜ分かりあえなかったんだろう?

やり場のない怒りや悲しみにひとすじの温かな眼差しを向け、〈共にあること〉を模索した十一の物語。

私に似た誰かが、あなたに似た誰かといつか出会う想像をする。
異なる、よく知らないという理由で彼らがお互いを憎み、永遠に背を向けることがないようにと願う気持ちから、私が過ごしてきたある時間を束ねた。
この壊れて粉々になった言葉、まだ答えを知らない問いかけが対話のはじまりになってくれたらうれしい。——著者「あとがき」より

言葉を発するたびに傷つくけれど、それでも言葉を手渡す。和解や幸福や慰めのためではない。なぜ共にあることが不可能なのかを私は正確に知りたい。(本書「あとがき」より引用)



【目次】
■ 小さな心の同好会
■ スンヘとミオ
■ 四十三
■ ピクルス
■ 善き隣人
■ 疑うドラゴン——ハジュラフ1
■ ドラゴンナイトの資格——ハジュラフ2
■ ニンフたち
■ これが私たちの愛なんだってば
■ スア
■ 歴史
■ あとがき
■ 訳者あとがき
 

 

著者紹介
ユン・イヒョン
1976年、ソウル生まれ。延世大学英文科卒業。2005年に短編「黒いプルガサリ」で中央新人文学賞を受賞し、デビュー。2014年、2015年に若い作家賞、2019年に李箱文学賞を受賞するなど、大きな注目を集めている。邦訳された作品に「クンの旅」(『完全版 韓国・フェミニズム・日本』所収、斎藤真理子責任編集、河出書房新社)、『ダニー』(佐藤美雪訳、クオン)がある。

古川 綾子(ふるかわ・あやこ)
神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学教育大学院韓国語教育科修了。第10回韓国文学翻訳院新人賞受賞。翻訳家。神田外語大学非常勤講師。訳書にキム・エラン『走れ、オヤジ殿』(晶文社)、ハン・ガン『そっと静かに』(クオン)、キム・へジン『娘について』、キム・エラン『外は夏』、チェ・ウニョン『わたしに無害なひと』(以上、亜紀書房)などがある。

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