〈体育会系女子〉のポリティクス 身体・ジェンダー・セクシュアリティ 井谷聡子

Category : 性・フェミニズム・家族


〈体育会系女子〉のポリティクス 身体・ジェンダー・セクシュアリティ 
井谷聡子
関西大学出版部
2021年

カバー・本ともに状態良いです。書き込み見当たりません。


なでしこジャパン、女子レスリング…
2000年代以降、かつて「男の領域」とされたスポーツで活躍する
女子選手の姿をメディアで多く目にするようになった。
しかし、そこにはスポーツが求めるたくましさと、
社会が求める「女らしさ」の衝突があった。
強靭な身体と高度な技能、
苦しい練習を耐えるタフな精神力や自律が要求されるエリートスポーツの世界。
その中でも、「男らしいスポーツ」とされるサッカーとレスリングの世界で活躍する
たくましい「女性アスリート」たちはメディアにどう語られたのか。
その語りから見えてくる「想像の」日本人の姿とは。
そこに潜むコロニアリティとは。
女子サッカーと女子レスリングで活躍する選手たちは、
そのような語りをどのように受け止めたのだろうか。
また、トランスジェンダーへの差別が絶えない社会で、
トランスジェンダーやシスジェンダーでない選手たちは、
女子スポーツの空間や「体育会系女子」をめぐる言説とどのように折り合いをつけ、
スポーツ界に居場所を見つけ出してきたのだろうか。

本書は、「体育会系女子」の言説とジェンダー規範の衝突、
そこに瞬間的に生まれる「第3のジェンダー空間」と
ジェンダー規範を揺さぶる「クィア」な可能性に迫る
スポーツとジェンダー・セクシュアリティ研究の本である。

「女らしくしろ」、「女になるな」
日本の女子選手たちは、男子選手ならば経験することのない、
こうした矛盾した要求を突きつけられる。
またそうした要求は、レズビアンやトランスジェンダーなど、
「クィア」な選手を不可視化する言説とセットである。
そのような抑圧的な環境の中でも、選手たちは自分の夢を追いかけ、
たくましく自分たちと次の世代の居場所を作り出してきた。
本書では、日本の女子スポーツ界を取り囲む家父長制的、国民主義的、異性愛主義的、
そしてシスジェンダー主義的言説を明らかにし、抑圧の構造に迫る。
同時に、その抑圧的環境を創造的に克服してきた選手たちにスポットライトを当てることで、
「生きることのできるアイデンティティ(livable identity)」、
そしてより多くの可能性に開かれた主体性(subjectivity)のあり方を探る。
それを通じて、「女らしさ」や「男らしさ」、「日本人らしさ」に縛られることなく、
生の可能性が大きく開かれた社会にわずかでも貢献することが、
クィア・フェミニスト・オブ・カラーとしての筆者の願いである。

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