「慰安婦」問題の言説空間 日本人「慰安婦」の不可視化と現前 木下直子

Category : 性・フェミニズム・家族


「慰安婦」問題の言説空間 日本人「慰安婦」の不可視化と現前 
木下直子
勉誠出版
2017年初版

帯付き。カバー・本ともに状態良いです。書き込み見当たりません。


〈従軍慰安婦問題〉が1990年頃に日韓の政治的な問題として表面化した一方で、日本人「慰安婦」は「加害国の被害者」という立場ゆえこれまで可視化されていなかった。
雑誌や新聞記事などのメディア表象や運動資料を分析し、「慰安婦」を語る言説が、「被害者」「加害者」像を形成し、忘却を伴いつつも、「慰安婦」問題をいかに構築していったのか、その過程を明らかにする。
さらに、城田すず子ら当事者たちの残した手記を手がかりに、暴力的な出来事を経て、彼女らがどのような戦後を生きてきたのかを浮かび上がらせる。


【目次】
はじめに
序章 「慰安婦」問題へのアプローチ
1.「慰安婦」問題再考―日本人「慰安婦」に注目して
2.日本人「慰安婦」をめぐる議論
3.「慰安婦」制度をめぐる先行研究
4.本書の構成

第1部 〈従軍慰安婦問題〉の構築
第1章 戦後の「慰安婦」言説―社会問題化以前
1.「慰安婦」の記憶と〈強制連行〉の問題化
2.国会で語られた「慰安婦」
3.ルポルタージュの登場
第2章 言説空間の拡大―社会問題化の諸相
1.韓国フェミニズム運動による告発と社会問題化
2.新聞・雑誌にみる〈従軍慰安婦問題〉
3.政治・外交問題としての〈従軍慰安婦問題〉
4.言説空間の振り返り

第2部 社会運動の「慰安婦」言説
第3章 一九七〇―八〇年代フェミニズム運動の「慰安婦」言説
1.〈加害者〉日本人の主体化
2.ウーマン・リブ運動の「慰安婦」テクスト
3.侵略=差別と闘うアジア婦人会議の「慰安婦」テクスト
4.サバイバー被害者=生存者への想像力
第4章 「慰安婦」問題解決運動の言説空間―一九九〇年代初頭を中心に
1.運動の言説空間と日本人「慰安婦」
2.運動関係者が経験した〈従軍慰安婦問題〉

第3部 日本人「慰安婦」の被害をとらえる
第5章 日本人「慰安婦」被害者の語り
1.日本人「慰安婦」被害者の語り
2.城田すず子のテクスト
第6章  日本人「慰安婦」の被害者性
1.被害を不可視化するメカニズム
2.ナショナリズムと性を再び問う
補 論

参考文献
あとがき


木下直子(きのした・なおこ)
日本学術振興会特別研究員PD(大阪大学)。特定非営利活動法人社会理論・動態研究所研究員。九州大学大学院比較社会文化学府単位修得退学(2012年)、博士(2013年)。
主な論文に、「聴きとられなかった言葉をめぐって―日本人「慰安婦」に関するフェミニズムの議論の批判的検討」(『理論と動態』社会理論・動態研究所、第7号、2014年)、「フェミニズム運動にとっての日本人「慰安婦」―1970年代ウーマン・リブのテクストを中心に」(チョングンシク・直野章子編『記憶と表象から読む東アジアの20世紀』花書院、2014年)などがある。

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